バージョン5.3の新機能
バージョン5.3へのアップデートには機能向上とバグフィックスが含まれており、すべてのユーザーに推奨します。また、Pro Tools 2022.9へのARA統合にはMelodyne 5.3が必要です。
新機能と機能向上
- サラウンド:ARAと転送モードの両方で、Melodyneを標準サラウンドフォーマットでのトラックの編集にも使用できるようになりました。
- Pro ToolsにおけるARA:Melodyne 5.3は、バージョン2022.9以降のPro ToolsでのARA統合の技術要件をすべて備えており、Pro Toolsでのワークフローを大幅に向上させることができます。
- 環境設定:Melodyneをプラグインとして初めて使用する場合、ご使用のDAWに対応するキーボードショートカットセットがロードされ ます。
バグフィックス
- 録音:Melodyneのスタンドアロン実装で、モノラル入力の録音デバイス(MacBookのマイクなど)も使用できるようにな りました。
- CubaseにおけるARA:ARAイベントを選択されていないトラックに移動する際、Melodyneでの選択状態が保持されるようになりました。
- Pro Tools:Melodyneの再生カーソルの位置が再生が停止している場合でも正しく更新されるようになりました。
- Pro ToolsでのAAX:バウンス/コミット時、Melodyneがオフライン設定を正しく評価するようになりました。
- ピッチ補正マクロ:非常に多くのノートに同時にマクロを適用した場合Melodyneがフリーズする不具合を解消しました。
- 環境設定:ARAモードで、「選択範囲を再生」のキーボードショートカットが「トランスポートバー」ではなく「その他」に誤ってリストされていた不具合を解消しました。
- ノートインスペクター:歯擦音バランスの入力フィールドが、複数のトラックを同時に編集している場合でもきちんと入力できるようになりました。
- Cakewalk by BandlabにおけるARA:特定の条件下で、Melodyneがセッションをロードする際にクラッシュする不具合を解消しました。
- Ableton Live:M1チップ搭載のMacで、macOS Monterey上でLive 11.1.1でMelodyneを実行するとランダムにクラッシュする不具合を解消しました。
- ノート編集:編集メニューの「オリジナルを復元」コマンドの動作が、スタンドアロン実装、転送プラグイン、ARAでより一貫するようになりました。